-2004年度-


宝箱 3月 〜卒園式を終えて〜
 3月25日「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」の15組のお友達の卒園式をしました。
 オリジナルメダルと賞状の授与の後、みんなで"思い出のアルバム″の歌を振りを付けて歌いました。卒園式の後は、お楽しみ会。みんなの持ち寄りのごちそうとおにぎりを食べました。みんなでいっしょに食べるとおいしさも格別です。こども達もおかあさん方も皆いい笑顔でした。
 去年の入園から1年。それぞれのこども達の成長を、自分のこどものことだけでなく、みんながお互いに確認しあう雰囲気ができてきたのを感じます。無理なく少しずつ築き上げられた信頼関係の中で各々がのびのびと自分らしさを発揮できるようになりました。こども達の好きなまねっこ遊び"ぴよぴよさん″でも、こども達は皆それぞれ個性的なポーズをみんなの前で披露してくれます。お互いにそれぞれの個性を認め合えるようになってきていることを改めて思います。
 おかあさんもこどもも、またスタッフも、ゆったり安心していられる時をみんなで共有し、過ごせたのではないかと思っています。


宝箱 2月 〜みんなの笑顔〜
 暦の上では春とはいえ、厳しい寒さの続いた2月。「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」のお友達もおかあさんたちも順番に風邪をひいたりで、毎回お休みの多い一ヶ月でした。
 外は寒くて、おうちの中で遊ぶことの多いこども達だったかもしれません。水月では、その反動もあるのでしょう。みんなとても活発でした。朝から大きな声で「おはよう!」のご挨拶もできました。そして朝のお歌も、手遊び歌も体操もみんな張り切っていました。その元気なこども達を見て、おかあさん達もみんなうれしそうでした。
 今月は、来年度参加希望の方のための見学会がありました。みんなのおかげで、楽しい見学会になりました。
 去年の今頃、見学会に来たときのみんなのことを思い出します。恥ずかしそうにおかあさんの後ろに隠れていたお友達、抱っこばかりのお友達・・・おかあさん達もそんなわが子を心配そうに見ていました。あれから一年。今はみんな楽しく元気に遊んでいます。その明るいこども達の笑顔や、おかあさん達の笑顔が、今回見学に来たお友達やおかあさん達を『いっしょに遊ぼうよ!』と誘ってくれたようです。
 「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」が、こども達、おかあさん、おとうさん、おばあちゃん、そしてスタッフのみんなに支えられているのを感じています。こども達の成長をお互いに確かめ合いながら、残りの一ヶ月をじっくり、ゆったりすごしたいと思っています。


宝箱 1月 〜みんなで遊ぼう!〜
 今年度も後2ヶ月。お友達やお母さん方にも慣れてきたこの頃です。こども達みんながそれぞれ自分のしたいことを「したい!」と主張しはじめています。
 自分一人でしたい気持ちが強いので、まだお友達と一緒にすることは難しい年齢です。ゴミ箱を持って、みんなのゴミを集めるお仕事も、我も我もと争いながらしています。その日によってこども達のやり取りが違い、こどもながらにいろいろ工夫している姿があります。
 今月はみんなでいっしょに楽しく遊ぶことを目標にしてみました。“順番”を待つことなどで自分もみんなも楽しく遊べることを少しずつ試していきました。
 大きな一つの円になって遊ぶハンカチ落としならぬ「手袋落とし」のゲーム、ボールをお隣のお友達に歌やかけ声に合わせて順番に回していく「ボール送り」ゲームもしてみました。自分の番が待ちきれずにグルグル走り回るお友達、じーっと自分の番になるのを待てるお友達、といろいろでしたが、それぞれのこども達に合わせて無理なく遊ぶことができたように思います。手袋やボールが自分のところに回ってくるワクワク感が、みんなを楽しませてくれたようです。
 自分に順番がまわってくる見通しが感じられるときは、我慢したり、待っていたりすることも難しいことではないのかもしれないですね。


宝箱 12月 〜クリスマス〜
 今月はこども達の大好きなクリスマスに向けて、いろんな準備をして楽しみました。お部屋を飾るリースやブーツ、水月クリスマスコンサートでかぶるとんがり帽子を、おかあさんといっしょに作りました。そして「あわてんぼうのサンタクロース」のうたの練習もして楽しみました。
 12月19日は水月クリスマスコンサートでした。「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」のみんなも参加しました。赤いとんがり帽子をかぶり、みんなおそろいの赤いマフラー、鈴の腕輪をして「あわてんぼうのサンタクロース」を大きな声で歌いました。いつもと違う緊張感の中で、こども達もお母さん方もいつも以上に楽しそうに身振り手振りをつけて歌うことができました。
 終了後、サンタクロースさんに「みんながんばったね!」とほめてもらい、プレゼントのクッキーをいただきました。みんなとてもうれしそうでした。
 普段の歌では、お母さんに甘えて抱っこされていたり、あちこち動き回っているこども達。5番まである歌に集中できずにいるこどももいました。少しずつ、みんなで練習する中で次第に歌を、身振り手振りを楽しむことができてきたようです。
 そして本番では、たくさんのお客さんやお父さん方に見てもらう「時」であることをこども達自身が感じて、自分のもっている力を発揮できたのかもしれないと思っています。こどもたちの力を改めて教えられた、素敵なクリスマス会でした!


宝箱 11月 〜めりはり〜
 今年度の「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」も後半に入り、みんなお友達と一緒にいるのがとても楽しそうです。一人一人の行動範囲も広がってきている上、お友達のことがお互いとても気になってきています。一人が走れば、その後ろに一人が走り、とすぐに追いかけっこが始まります。プログラムの合間にも部屋を飛び出し走り回るこども、こども、そしてそれを追うおかあさんの光景が多くなってきました。
 今こどもたちのお気に入りの手遊びの一つに“ピヨピヨさん”があります。両手を口の前でひよこのくちばしの形にしたポーズから始めるまねっこ遊びです。スタッフのポーズをみんな一生懸命に見て、そのまねを上手にします。「ピヨピヨさんはじまるよ!」の声かけに、走り回っていたこどもたちもいつのまにか戻ってきて“ピヨピヨさん”のポーズをみんなと一緒に楽しんでいます。みんながいっせいに集中できるときです。
 自由に走り回ることも、また、みんなでいっしょに一つの遊びをすることも楽しいことです。勝手に走り回っているように見えても「今なにをしているのかな」とこども達は見ていることが多いように思います。
 今何をするときであるのかをきちんと伝えることは大切なことですが、いつも「ちゃんとしなさい!」というばかりでは、こどももおかあさんも疲れてしまいます。自由にしているときと集中しているときのメリハリをつけていきたいものですね。


宝箱 10月 〜自然の中で〜
 大きな台風が何度も来たり、また新潟で大地震があったりで、自然界の猛威を見せつけられた10月でした。
 「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」の10月は、水月公園をお散歩したり、豊能のおいも畑へいったりしました。
 今年は台風の影響か、水月公演もどんぐりが少なかったのですが、それだけに、見つけたときはうれしくて、みんな夢中になって拾いました。拾ったどんぐりを卵ケースに入れて、おもしろい形の楽器を作りました。みんなで歌に合わせて音を鳴らし、大満足でした。
  おいも掘り遠足は、秋晴れでした。おとうさんやおばあちゃんも参加され、大豊作のおいもにみんな歓声をあげました。普段土をさわる経験のないこども達。ここぞとばかりに土まみれになっているお友達もいましたが、やっぱり土がさわれなくて、おとうさんやおかあさんが一生懸命においもを掘っているのをじーっと見ているだけのお友達、シャベルで小さなバケツにせっせと土を入れているお友達・・・とみんなそれぞれの楽しみ方をしていました。そして外でみんなで食べるお弁当は格別でした。日ごろお忙しいおとうさん達もみんなのんびりしたいい笑顔でした。自然から、また「みんな」からエネルギーをもらって、さわやかなゆったり気分になった1日だったように思います。
 日ごろ「こどもがいうことを聞かない」と困っているおかあさん。親子、母子だけでいると、親も子も気持ちが行き詰まってしまうこともあるかもしれません。戸外に出て気分を変えたり、また安心していられる仲間といっしょにいる中で、お互いに何らかのヒントをもらっていってほしいと思います。私たちは、自然を始めいろいろなものに、いろいろな人に力をもらって過ごしていることを感じています。自分ひとりで抱えこまないでくださいね。


宝箱 9月 〜生活リズムを大切に〜
 夏の間、いつの間にか生活が不規則になってしまっていたりすることや、厳しい残暑で、親子共々疲れが出てくる9月。早寝早起き"をしてこども達の生活リズムを整えることを今月のめやすにしました。
 その努力あって(?)「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」の始まり時間が守られ、みんなそろって"朝の挨拶"ができるようになってきましたね。みんなと"おはようの歌"が歌えるとこども達はとてもうれしそうです。一連の流れのあるプログラムを最後まで自然にみんなと楽しむことができます。遅れて参加となると、みんなについていくだけで精一杯になってしまいます。こどもの気持ちに様々な負担をかけることが考えられます。
 なかなか他のお友達と関われないと心配されるお母さんにも同じことが言えます。来る時間は早いほうでしょうか。いつもより、そしてみんなより少し早めに来ていると、場になれやすくなることがわかると思います。
 幼いころは、大人や兄姉の都合によって、生活が振り回されがちです。こどもの健やかな成長のためには、生活リズムを整えることはとても大切なことです。そしてそれは、一日や二日で身につくものではなく、日々の積み重ねです。お母さん自身の生活習慣を振り返りながら、無理せず日々心がけていってもらいたいと思っています。


宝箱 8月 〜夏の思い出〜
 今年の夏は、台風も多く、とても暑かったですね。
 みんなどんな夏を過ごされたのでしょうか?
 夏ならではの体験をしてもらうためにも、また体をゆっくり休めてもらうためにもと、8月の「おかあさんといっしょ」は、3回だけでした。みんな、とても来るのを楽しみにしていてくれたようです。朝の挨拶、お返事のタンバリンも"待ってました!"とばかりにとても元気にできました。週1回では物足りなかったような感じでした。もう少し回数があってもよかったかな? 暑くても、こども達は元気です!
 こども達に週1回会うたびに、みんなひとまわり大きくなっているように感じました。夏は特に、おじいちゃん、おばあちゃんやいろいろな人との出会いがあったり、花火、お祭り、プール、旅行などに家族で行ったり、そしてトイレが成功したり・・・とたくさんのことを経験しています。そのたくさんの出会いや経験が、こども達のこころに何らかの変化をもたらしているのがわかります。一つ一つの日々の出来事が、こどもの大きな自信につながり、それがこども達のこころや体を大きく成長させていることを間近に感じた夏でした。


宝箱 7月 〜こどもの発見〜
 例年より早く、暑い夏が来ました。7月半ば、梅雨明けとともにみんなで初めてプールを出して水あそびをしました。
 かわいい水着や水あそび用のパンツに着替え、張り切っているお友達、大きな浮き輪を抱え、思っているプールとは違う・・・とすねてしまったお友達、生まれて初めて(?)の水あそびに驚いて怖がるお友達・・・と1人1人の反応はいろいろでした。
 「みんな楽しそうにしているのに、うちの子は・・・」と心配しているお母さん。無理に参加させてこどもを水嫌いにしてしまったり、あるいは逆に怖がっているからといって水あそびから遠ざかったりしていませんか? みんなの遊んでいる様子をこどもと「楽しそうねぇ」とお話しながら一緒に見ることもとても大事なことだと思います。見ているといろいろなことがわかります。プールにしっかりすわりこみ水を頭からかぶっても平気なお友達、泣いているお友達、1つのおもちゃでずっと遊んでいるお友達、あれこれ遊ぶお友達、プールに入らず入れ物に水を入れたり流したり実験(?)しているお友達・・・。みんなそれぞれ違っていて、とても楽しそうでした。
 親の思いとこどもの様子が違ってくると、親は「これでいいの?」とつい思ってしまいます。その親の心配する思いもとても大事なことだと思います。「うちの子はこうですから・・・」と早くから決め込むのではなく、日々成長するこども達に「へぇ、こんなこともするんだ〜!」といろいろな発見を毎日していってもらいたいなと思っています。


宝箱 6月 〜子育て講演会〜
 4月に始まった「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」も3ヶ月たちました。人見知りのあったお友達も、スタッフやお友達、そして水月という場所にも慣れてきて、とてもよい笑顔を見せてくれます。
 おかあさんに「おはようは?」と言われる前に、大きな声で「おはようー!」と言ってくるお友達。うれしく思います。
 6月24日、豊能町で親子健康相談をなさっている山口令子さんをおよびして、子育て講演会をしました。0〜2、3才までは基本的信頼感を育む大切な時期であるということ、そのために、こどものタイプをおかあさんがよく見て、こどもに対応していくことが大事であるということなど、具体的なトイレット・トレーニングなどのしつけのお話を交えて、お話していただきました。その後、日頃皆それぞれが思っている心配なことなど質問して、的確なアドバイスをいただき、とても有意義な時間を過ごす事ができました。1時間半という時間、こども達の方も、ボランティアスタッフと遊べたのも良かったのか、普段以上にご機嫌よく、楽しそうにしているのが印象的でした。
 こどももおかあさんも、同じように充実した時間を過ごしたいもの。こどもが楽しそうだと親も嬉しいのと同じように、おかあさんがゆったりした気持ちでいるとこどももやはり嬉しいのだろうと思わずにはいられません。
 「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」がそんな時間で過ごせる場である事を心から願っています。


宝箱 5月 〜マイペースでね〜
 5月はさわやかな風の中、みんなで元気に遊びました。ひと山に遠足にも行きました。小川まで散策したり、おにぎりや焼きそば、ソーセージ、お肉をたくさん食べました。おとうさんもいっしょでいつもより一層にこにこ顔のお友達もいましたね。
 そして、5月は元気だった一方、スタッフをはじめ、こどもたち、おかあさんがたに疲れが出てきた一ヶ月でした。4月、『やるぞー!』と張り切り、頑張りすぎたのかもしれませんね。少しほっとして、がくっときたのかな? 生活リズムを身に付けることはすぐにはできない、という事なのだと思います。ゆっくりやっていきましょうね。
 お休みをしたり、また5月から入会の方がいたりで、まだまだみんなの足並びはバラバラです。慣れるには時間もかかります。お休みしていたことで、何か遅れをとっているような気持ちになるのでしょうか・・・また他のこども達やおかあさんがしっかり見えるのでしょうか、「早く」「みんなと同じ」ように我が子もしてほしい、という気持ちを持つおかあさんがおられます。自分の、また自分のこどものペースを知り、焦らず、ゆったりとやっていってほしいと思います。
 体調がいつもと違うと思ったら、無理せず、また無理させず! ゆっくり休みましょう。そしてまた元気に遊びましょうね。
 「おかあさんといっしょ」に来ると元気になる! そんなところであってほしいと願っています。


宝箱 4月 〜新しい出会い〜
 4月7日、2004年度の「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」の入園式をしました。今年度は14組の仲間が一同に集まり、また、おとうさんの参加もありました。みんなで一緒にきちんとお話も聞け、「この1年よろしく!」といったみんなの前向きな気持ちがとても感じられました。
 今月は『春をみつけよう』をテーマに春のやさしさに目を向けてみました。ちょうちょのお絵かきをしたり、お散歩をしたり、簡単なゲームをしたりして、みんなで楽しみました。始めはじーっと見るだけだったお友達にも、可愛い笑顔がいつも見られるようになってきたこの頃です。今までおかあさんにおとなしくくっついていたお友達との始めての出会いの中で、我が子がどんなふうにいるかは、おかあさんにとってとても気になるところです。それぞれのこどもによって、いろいろであることを今改めてみんなが感じているところではないでしょうか。
 この「おかあさんといっしょ おとうさんもいっしょ」での出会いを大切に、この1年、みんなで素敵な子育ての場を作り上げていきたいと思っています。



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