Q1.何歳からはじめられますか?

Q2.ピアノか電子ピアノかどちらを買おうか迷っているのですが・・・

Q3.小さいうちは親が練習に付き合うべきでしょうか?

Q4.本番で上がらないためにはどうすればいいでしょうか?

Q5.暗譜が苦手なんですが・・・











Q1.何歳からはじめられますか?

ピアノという楽器を小さい子供が弾くときには細心の注意が必要です。なぜなら、まだ手が小さく、指の関節もしっかりせず筋肉もついていない子供の手で鍵盤をしっかり打鍵することは容易ではないからです。鍵盤をたたいて音を出すことは簡単ですが、指先の力だけで各指が独立して動かせるようになるのには、早く始めれば良いという訳でもありません。まずは手がしっかりとしてきてから、そしてある程度人のお話が聞け、上下、左右の認識ができはじめた頃がよいと思います。

それから読み書きは必ずしも必要ありませんが、5つくらいまでの数が数えられてからという事も大事です。

個人差はありますが、一般的に、幼稚園の年中、年長あたりが良い様に思います。それ以前であれば、ピアノを習うというのでなく、リトミック、リズム体操などで、音楽を体で感じるという体験、音楽の下地作りをさせてあげてください。ピアノを弾くということ自体は早ければ良いと言うものでは決してありません。

Q2.ピアノか電子ピアノかどちらを買おうか迷っているのですが・・・

状況さえ許せば生のピアノに越したことはありませんが、ここ数年で電子ピアノも大変に進歩し、音色もタッチもピアノにかなり近づいてきました。それに加え、調律がいらない、ヘッドホンが使え場所をとらないとなると、今の住宅事情にはあっているようにも思います。

ただ、電子ピアノもメーカーからたくさんの種類がでていますが、音の種類やリズムや録音機能などが色々ついているものより、できるだけ音色、タッチが生のピアノに近いものをお勧めします。

また、これは指導者としてのあくまでも希望ですが、子供さんがとてもピアノに興味を持ち、ぐんぐん上達するようであれば、是非生のピアノに買い換えてあげてください 。その時は、もし状況が許せばグランドピアノに…、小さいときに良いピアノにふれていれば必ず上手くなるというものではありませんが、もし将来本格的に勉強しようと言う事になれば、良いピアノが絶対に必要です。

Q3.小さいうちは親が練習に付き合うべきでしょうか?

確かに毎日母親がそばについて手取り足取りしてやると、とても上達が早くなります。 今のお母様方はご自分もピアノを弾ける方が多いので、こうなさっている方も多い様に思います。 しかし、これには危険が潜んでおり、早くその曲を弾けるようにさせたいために、形で覚えさせてしまいます。そうすると耳で覚えて弾くことはできるけれど、自分で楽譜を読むことができないという状況を作ってしまいます。

何のためにピアノを習わせているのかということをもう一回考えてみてください。私自身としては、子供たちが自分の力で楽譜を読み、自分の力で表現し、生涯弾きつづけていける曲を何曲か持つことが一番の願いです。そのためには、最初の段階から楽譜を自分の目で追いながら弾く習慣をつける事が大切です。是非、横について教えこむのでなく、そばで見守ってあげてください 。励まし、関心を持ってあげてください。弾けるようになった曲は「聞かせて!」と何度も聞いてあげてください。
そうすることによって、子供達は自分で演奏する喜び、人に聞いてもらえる喜びを少しずつ感じてくれるようになると思うのです。

Q4.本番で上がらないためにはどうすればいいでしょうか?

発表会やコンクールなどで舞台で演奏するとき、緊張してしまって普段の力が発揮できなかった・・・なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?小さい頃はあまり緊張しなかったけれど、大きくなってくるとだんだん本番に弱くなってきた人も多いと思います。これは、自分をよく見せたい、他人からよい評価をもらいたいといった意識が働いてしまうからです。

●ステージでの演奏と普段の練習と一番違うことは「お客様が聞いている」とうことです。ひとりよがりの演奏にならずに「見られている」ことを意識して、観て下さった方が楽しかった!素晴らしかった!と思える舞台づくりを心がけてください。ミスなしに弾きとおすことより演奏に心が込もっていてメッセージが感じられれば、それが心に残る演奏だと思います。

●視線の波を押し返す!・・・おじぎをして、ピアノの前に座る・・会場がシーンと静まる・・自分の心臓の音がドッキンドッキン・・みんなの視線が私に注目している!!・・そんな時、こんな風に弾いてみるので聴いてくださいという気持ちで視線の波を自分から押し返しましょう。


●本番疑似体験・・・本番2週間前くらいから練習の時にステージで演奏しているイメージで弾きましょう。できるだけ多くの人に自分の演奏を聴いてもらったり、衣装をつけ、靴をはき、お辞儀をして、録音をしてみることも忘れずに!


●あとはやはり練習あるのみ!です。練習回数が多いに越したことはありません。多ければ多いほど自分の自信につながります。でも、ただやみくもに時間を費やすのではなく練習方法を工夫して下さい。

目をつぶって演奏する。 左手だけの暗譜をする。 メトロノームに合わせてゆっくりの練習をする。 歌いながら弾く。などなど・・

●とはいうものの私自身上がり症をなかなか克服できなかった経験から、本番前にやってみて成功したジンクスを幾つか・・・
飴をなめる。 熱いお湯で手を洗い指を暖め筋肉をほぐす。 手に「人」という字を書いて飲み込む(これって昔から言われてますよね)  
一度お試しあれ


Q5.暗譜が苦手なんですが・・・

暗譜の出来、不出来は先に述べた本番の演奏にも影響されますよね。
暗譜の方法にはいろいろありますが、ひとつは楽譜を写真のようにひとつの映像として頭にやきつけてしまうやりかたです。これには楽譜を眺める時間を弾く練習と同じくらい長く取ってみます。そうすると、弾くことに一生懸命になっていたことで見えていなかったいろいろなことが(作曲者の考えなどが)見えてきます。
もうひとつは和声やフレーズから曲をアナリーゼ(分析)することです。物語に起承転結があるように楽曲にも構成はあります。そして前奏、A、
A'、B、C、Coda(後奏)などといった構成に分けた曲を順序をバラバラにして暗譜で弾けるか試してみます。最終的には芸術は感性で表現するものですが、こういった理性的なアプローチは曲の理解を深めるためにも必要なことです。
他には歩いているとき、お風呂に入っているときなど常にメロディーを口ずさんでみましょう。
また、曲中にお気に入りのハーモニー(響き)を探してみたり、作曲者の癖や手法を見つけてみたりして自分なりの解釈をしてみましょう。
クラシック曲はジャズなどと違い「初めに楽譜ありき」なのですが、そこに如何に「自分らしさ」を入れることができるかが大事なことです。
ひとつだけでなく色々な方法をやってみて、自分に一番合った方法を見つけてください。


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