KATANAで走る その1

                    その2     その3     その4     その5

                              BACK

     

     もう旧いですね、20年ですからね。姿形”だけ”でこんなに長い間、売られ続けたバイク、ありませんね。
     そうなんです。姿形だけなんですね。

     冷静に見てみましょう。’81年の発売ですが、技術的には当時としても特に目新しいものはありませんね。
     そりゃそうです。
     極端に言えばGSX1100Eの骨格に、あの私たちが愛してやまないカウルやタンクを被せただけですからね。
     エンジンマウントを少し持ち上げたりとか、細かい所は色々やってますけど、やっぱりGSX1100Eです。
     あ、そりゃそうですね、KATANAはGSX1100Sですね。失礼しました。

     当時既にモノサスの市販車もどんどん出てましたし、フロント16インチなんていうのもありました。
     そんな中で18インチはおろか、19インチですもんね、
     リヤサスはごくごくあったりまえの2本サス、ケルンショーの時は集合だったマフラーもフツーの2本出し、
     「なんでやねん!」と思ったのは私だけではなかったんではないでしょうか?

     だから姿形はアグレッシヴでも、その性格はツアラーなんですね。
     例えばドイツのアウトバーンを200km/hオーバーで走り続ける。
     こんな時、あの長いホイルベースと比較的寝たキャスター、
     19インチのフロントタイヤを与えられた車体が矢のように直進してくれます。
     そしてあのポジション、当時、日本のリッターバイクであのようなポジションのモノはありませんでしたね。
     あ、そういえば当時日本ではトップブリッジより下にハンドルグリップがあると認可されなかったんですね。
     そういう事もあったんでしょうか?
     まだまだリッタークラスのスーパースポーツはDUCATIぐらいしかありませんでしたもんね。
     いい時代になったモンです。

     だからという訳でもないんでしょうが、今、KATANAに乗っている多くの人は大なり小なり改造しています。
     最近、改造の事を”カスタム”っていうんですね。私にはちょっとピンと来ません。やっぱり”改造”の方がしっくり来ます。
     だいたい私ぐらいの世代は・・・・あ、ハナシが脱線しそうですね。元に戻しましょう。
     ちょっとまっすぐ走りすぎるんでしょうか、ホイルを小径にしたり、ブレーキを換えたり、
     まだパワーが足りないんでしょうか、吸排気系を変えたり、エンジンまでチューンしたりする人もおられます。
     それぞれのオーナーが自分のイメージするKATANAに近づけるために、色々試されてるんでしょうね。

     いやいや、批判的に聞こえたら申し訳ありません、少しもそんな事、思ってません。
     KATANAはイジってもカッコいいですからね。
     只、20年前の車体やエンジンに、現代のバイク並みのパフォーマンスを求めるのには、少々無理があるのではあーりませんか?
     と、思うだけです。当時のレベルでのトップにもっていくのなら、話はわかりますが。
     性能、パフォーマンスは物理の法則ですから逆らえません。
     実は私もダイマグHセクションとロッキード2ポッドは入れたいと思っています。銀の車体にツヤ消し黒のホイル、
     考えただけでカッコイイではありませんか。
     ’78〜’83頃のスーパーバイクのイメージがイイですね。     

     私のKATANAもマフラーはヨシムラ集合管が付いています。セッティングなんかしてないんで、
     エンブレかけると「ポンポコポーンンポッ、ポッ、ポ」と、アフターファイヤーが凄いんですけどね。
     そんな事、あんまり気にしてません。音が好きなだけですから、ま、オイルクーラーは夏、必要ですね。

     それではちょっと走らせてみましょう。

     まず、表に出します。おっと、その前にハンドルロックを解除せんとあきませんね。
     KATANAのハンドルロックはメインスイッチとは別になってます。おまけにキーもメインスイッチと違います。不便ですね。
     最初は特にロックがやりにくいんですが、慣れればどうという事はありません。
          
     これで動かせます。いや、重たいですね。おまけにハンドルがこれですし、あんまり切れませんから、
     なかなか思うようになりません。やっぱり取り回しは楽に出来るに越した事はありませんね。
     ま、「俺は今からでんごい単車に乗んねんぞ♪」という気分にもなれますけどね。
     さて、エンジン始動ですが、これはどうという事はありません。
     私のKATANA君のエンジンは何もイジって無いので、
     使い易いのか使いにくいのかよくわからないチョークレバー?をグルッと回してセルを回せばすぐかかります。
     
     暖機運転はキチンとやりたいのですが、ヨシムラの集合管が付いています。車検対応とはいえ、
     静かな住宅街では充分轟音です。ご近所の迷惑も考えてチョークを引いたまま、
     近所のダイハツの工場前まで行きましょう。ここなら近くに民家が無いんで遠慮なく暖機運転が出来ます。ま、いつもあんまりやりませんでど♪

     エンジンが温もったら、もう一度住宅街を抜けて国道に出ます。
     私は身長が179cmありますが、もっと大きい人達を想定しているんでしょうか、下半身はいいのですが、
     ハンドルグリップが少し遠い様です。腕で上体を支えない様、腹筋と背筋でしっかり上体を支えましょう。
     ニーグリップもキチンとしないといけません。これから向かう峠に備えて、なんでもない右折や左折も、
     バンクのきっかけや力の入れ所、抜き所なんかを考えながら走ります。
     スピードが遅いだけで、起きている事や順番は峠を走る時と同じですからね。    

     でもやっぱり街中でこのポジションはキビシイですね。すり抜けをやる時は充分気をつけましょう。
     前傾姿勢だと視界も少し狭くなる様です。 あまりムチャをしてはイケマセン。
     信号待ちも疲れます。グリップを握ったままだと腕が疲れますし、一々ニュートラルにするのも面倒です。
     おっと、KATANA君のせいにしてはイケません。私の体がなまってるだけです。体を鍛えないといけませんね。
     あと、バックミラーもあんまり後ろが見えませんね。白いVFRには気を付けて時々後ろを目視しましょう。

     低回転域からタップリとトルクがあるエンジンは扱いやすいですね、
     ただ、以前私はGS750に乗っていた事があるんですが、あっちの方が低速トルクはあった様に思います。
     実際にはそんな事は無いんでしょうが、体感的にはそんな風に感じます。
     そういえば空冷Z系もいいトルクしてますね。MkUやローソン、Z1Rなんかのエンジンもいいですね。
     街中ではKATANAよりトルクを感じます。          

     それにしても、集合管の音はイイですね。2ストの高周波音も好きですが、
     音はやっぱり空冷インライン4ですね。
     ゼイタクを言えば、出来れば2バルブ、集合管は鉄製の方が音はイイですね。私はそっちの方が音は好きです。
     音といえばドゥカティやハーレーのビッグツインはイイですね。
     私なんか・・・あ、イケません。また脱線しそうです。気を付けましょう。

     ん?なんか調子がおかしいですね。ガソリンが無い様です。入れるの忘れてましたね。
     こういう事はちゃんと出発前にチェックしとかないとイケません。
     峠のほんの少し手前ににガソリンスタンドがあったはずです。そこで給油することにしましょう。

                    その2     その3     その4     その5     

                              BACK