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第2回

ペンション「エルモンテ&キャンディハウス」

宿泊場所は、直前の予約ながら幾つか候補をあげることが出来た。その中で、ペンション「エルモンテ&キャンディハウス」に決めたのは、 ファミリーや子供向けの内容が充実しているからだった。

実際に行ってみると、子供たちが楽しめそうな遊具が庭にあり、おとぎの国を思わせる小さな空間の可愛らしいペンションだった。

旅先では必ずと言っていいほど、酒を買いに走る。ペンションのご主人に買物が出来るところがあるか尋ねたところ、「5分くらいですぐにありますよ」というので、散歩がて らペンション村入口へと歩いた。ところが、入口まできて幹線道路が向かう先をを左右に臨んでも、どう考えても店があるように思えない。
「しまった」、お互いが当たり前に会話をしてしまったからだが、「車で5分」ということか・・・

一旦引き返し、車で出かけると確かに5分とかからないところで建物を見つけた。ここは、地場の野菜や特産を販売したりレストランなどもある「大山ガーデンプレイス」だ。有難いことに 地ビールも扱っていたので、「大山Gビール」のピルスナーとスタウトにつまみを合わせて買うことにした。

夕食までに少し時間があるので、早速、地ビールをあけてみる。ピルスナーが深い味ときつめの炭酸が自分好みだ。



ペンションでの夕食

夕食はコース料理だったが、子供向けにはコース料理の前菜に出るものやウインナー、スープなどが盛られた彩の良いかわいいプレートが用意された。

大人は魚と肉両方が入るコースで、前菜に始まりスープ、魚料理、肉料理と続き、最後にデザートだった。
4つのテーブル席には、家族や友人同士など年齢層も様々なお客で埋まっていたが、料理の見た目と味には満足していたようだ。また、小さな食堂でゆっくり とした暖色を感じさせる時間が流れていた。

落ち着いたところで、ご主人が改めて挨拶に出てきた。人とのふれあい・コミュニケーションを大切にしたいという思いが伝わり、挨拶が終わるとお客からの拍手が響いた。大げさな話ではなく、 小さな空間でさりげなく演じられたホームパーティの一幕のようだった。

   


デザートが出ているタイミングで、ご主人は食堂の隣へと続く仕切りカーテンを開けた。その向こうには子供たちが遊べる部屋が用意されていた。子供を目に付くところで遊ばせている間に、 親は少しゆっくりとティータイムをというご主人の配慮だ。

客としての子供はわが家だけだったが、このペンションには子供たちがいて、特に末っ子の女の子は夕食時からお客の前に姿を現していた。年もわが子と変わらないこともあり、夕食時は我々のテ ーブルにべったりだった。休みのないペンション経営の下、子供たちもなかなか親と遊ぶ機会も少ないと思うし、こうしてお客の中にでも友達ができればというのは分かる気がする。

「こらこらお 客様のところへいかない」とご主人は注意するものの、そうしたコミュニケーションを子供たちに、そして我々にも望んでいるんだろうなあと感じた。

子供たちはすっかり溶け込み、夜遅くまで遊んでいた。


出発の朝

朝7:00起床。起きた途端、外はどしゃ降りだった。「おいおい、景色メインの旅行で雨はねーだろうよ」と思ったが、不思議なことに10分後、すっかり止んだ。
「一体、今日の天気はどうなるんだよ」と、テレビで全国の天気予報をやっていたのでみると、山陰地方はなかった。「・・・。」

外から入る光だけで、昨日のほっこりとした空間から、明るい清潔感のある食堂に様変わりしていた。スープに牛乳、スクランブルエッグにパスタ、野菜、そしてパンに果物、しっかりとした朝食 をとって出発する支度を始めた。

チェックアウト後、ご主人、そして子供たちと少し話しをし子供たち同士も遊ぶことが出来た。ご主人の実家が大阪だということで、自分の職場周辺の話をすると懐かし そうに聞いてくれた。あとは、子供の教育の話だったり、ようやくペンションにもケーブルテレビがやってきたとか。

何だか、親戚なのか友人の家にやってきたみたいで楽しかったし、何よりも子供がとても楽しそうにしている姿が印象的だった。

名残惜しいが、次なる目的地へ向かい我々一行は、北へ向かっていくのだった。


第3回へ続く(執筆中)


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