◆こんなんでした どこかへ出掛けたこと、特筆しておきたいことなどを紹介するページです。
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■和歌山編 〜バスラーメンの魅力〜
和歌山がラーメンで有名であることは、私にとっては特筆することもないくらい当たり前の話で、それ故に
今回も仕事で和歌山へ出掛けはしたものの、全くラーメンを意識することはなかった。
仕事でイベント運営のために前日泊で和歌山入りしたのは、平成15年10月24日(金)のこと。
今日泊まることになる和歌山市駅前の格安ビジネスホテルの様相で大爆笑をした後に、わが社の常務を含め
た宿泊社員5名は、ぶらくり丁まで足を伸ばし、うまい酒と肴を堪能することにした。
駅から国道24号へ出、そこから城北公園まで南下する途中、ある交差点でポールに適当に取り付けられ
た赤提灯が目に付いた。その時、純粋に「あの提灯、中華そばって書いてあるけど店どこにあるんや?」と
独り言の様につぶやいたところ、他のメンバーから「あの観光バス止まっているところですやん」・・で、
ですやんって、建物らしきものが見当たらないではないか。ガソリンスタンド前に止まる観光バスの横には
詰所の様なものがあるにはあるが・・
次に、メンバーの口から出たのは「いや、あの観光バスそのものが店なんですって」・・んなアホな&何で
そんなに和歌山事情に詳しいねん!と釈然としないままに、その場を流し、ぶらくり丁へと足を進めた。
炉端居酒屋「いろは劇場」では、締めにお茶漬けをかきこみ、「いや〜よう飲んだ」よりも「ふー苦しい」
状態で店を出た。少し肌寒くなった気温が妙に心地よい。
行きに疑問を残したままその場を去った、あの中華そばの赤提灯が目についたところで、また行きでの議論
が再燃した。そんな中、常務曰く「見に行こ。見に行こ」。
道路の反対側へ渡り赤提灯まで来ると、興味津々に観光バスへ向かっていく。バスの前面を外から見ると、
確かに車内に「中華そば」ののれんが・・・
「ちょっと!常務、常務!」一人そそくさとドアを開け、中の様子を確認する常務は店の人に「開いてます
?」
こうなりゃ、いっちょ食べるしかないど!あれ?他のメンバーは帰っちゃうの?冷たいよな〜でも興味ある
しな〜・・結果、常務と二人で観光バスに乗車した。中に入ると、これが案外と広くてこぎれいなのだ。カ
ウンター席もあればテーブル席もある。
店主のお奨めは3玉入る中華そばらしいが、今そんなボリュームのものを奨めないでいただきたい。ただで
さえ苦しいのだ。2人は、オーソドックスな中華そば(550円)を注文した。あっさりとしたスープなが
ら香ばしい風味が印象的で、懐かしい夜鳴きそばという感じがしてなかなか美味かった。やはり呑んだ後
のラーメンはいいものだ(常務にご馳走になったというのも大きいが)。
店主の話によると、観光バスラーメンを始めて、この道37年になるという。バスも3代目だそうだ。そろ
そろ買い換えたいらしいが、最近は観光バスの中古があまり出回らなくなっているそうだ。あと、この場所
へは開店時間に移動してきて、終わればまた移動していくのだそうだ。てっきり、がソリンスタンドで検査
待ちのために止めているものだとばかり思っていた。
data:
店名:○栄 住所:和歌山市舟大工町(ガソリンスタンド南側)
営業時間:19:00頃〜27:00(日休)
鼻からでも麺が出そうなくらい苦しい状態でホテルへ戻る途中、常務が一言「ここのとんかつ食べて行こか」。
ん?わが耳を疑った。いやいや、おかしいんじゃないですか〜居酒屋で飲み食いをし、ラーメンを食べた帰
りですよ〜。
続いて常務はこう付け加えた「いや、一度食べだしたら止まらへんねん」。確か、ここの
とんかつ屋は、ホテルの人が「食事するならとんかつ屋もありますね。結構ボリュームありますしね」と語っ
たところだ。私は身の危険を感じ、「早く宿へ戻りましょう」と常務の背中を押した。
後から分かったことだが、和歌山ではバスラーメンは珍しくなく各地で営業しているそうだ。ラーメンその
ものよりも営業スタイルに個性のある和歌山である。
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